肝硬変の症状はどんなの?

肝硬変に罹っても、誰もがいきなり症状を自覚するというわけではありません。むしろ、初期段階では、ほとんどの人が症状を感じないとしているほどです。

 

また、仮に何らかの症状があったとしても、ごく軽い症状にとどまっているのです。そのわけは、肝臓のある機能が関係しているからといわれています。その機能とは何かというと、代償機能のこと指します。肝臓の代償機能により、肝硬変の症状がほとんど引き起こされないようになっているのです。

 

代償機能により肝臓の一部にトラブルが起きたとしても、他の部分が補うことで役割を果たしてくれるので安心です。しかし、代償機能がずっと働いてくれるかというと、そうとは限らないとことが問題です。

 

代償機能にも限界があり、肝硬変の状態が悪くなるにつれてさまざまな症状が引き起こされるのを許してしまうのです。代償機能が肝硬変の症状を押さえてくれている状態は、代償性肝硬変といわれています。

 

また、肝硬変の数々の症状が引き起こされてきた状態を非代償性肝硬変と呼んでいます。肝臓の代償機能が限界に達すると、全身の倦怠感や疲労しやすい、食欲が出ないなどの多くの症状が認められるようになってきます。

 

やがては、肝機能の低下を招いて、黄疸や腹水などをはじめとする数々の自覚症状が引き起こされるようにもなります。これらに該当するような症状が現れたときには、非代償性肝硬変に移行したと考えて間違いないでしょう。